【徹底比較】シストレセレクト365は他の自動売買サービスとどう違う?
FXの自動売買は、時間がない方や感情に左右されずに取引したい方にとって魅力的な選択肢です。しかし、多くのサービスが存在するため、どれを選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、フジトミ証券の「シストレセレクト365」に焦点を当て、主要なFX自動売買サービスであるインヴァスト証券「トライオートFX」、マネースクエア「トラリピ」、外為オンライン「iサイクル2取引」と比較しながら、それぞれの特徴や強み・弱みを明確にしていきます。
1. はじめに:FX自動売買の現状とシストレセレクト365の位置づけ
FX自動売買は、あらかじめ設定されたルールに基づきシステムが自動で売買を行うため、相場に張り付く必要がなく、感情的な判断ミスを避けられるという利点があります。これにより、投資初心者から多忙なビジネスパーソンまで幅広い層に利用されています。
シストレセレクト365は、フジトミ証券が提供する取引所FX「くりっく365」を活用した選択型のシステムトレードサービスです。フジトミ・ストラテジー研究所の研究員が考案した多様なストラテジーの中から、ユーザーが好みのものを選んで稼働させるだけで自動売買が開始できる点が特徴です。透明性の高い取引環境を重視しており、他の主要な自動売買サービスとは異なるアプローチを持っています。
この記事では、以下の主要なFX自動売買サービスを比較対象とします。
- インヴァスト証券「トライオートFX」: 設定型と選択型(自動売買セレクト)の2種類を提供し、自由度の高い設定が可能なリピート系自動売買。
- マネースクエア「トラリピ」: 特許取得済みの「トラップリピートイフダン」という独自の注文方法で、レンジ相場での利益を狙うリピート系自動売買。
- 外為オンライン「iサイクル2取引」: 相場のトレンドに追随しながら自動で売買を繰り返すリピート系自動売買。
2. シストレセレクト365の深掘り
フジトミ証券の「シストレセレクト365」は、その名の通り「ストラテジー(戦略)を選択する」ことに特化した自動売買サービスです。
- 自動売買の種類: フジトミ・ストラテジー研究所に所属する研究員が考案した多様なストラテジーの中から、ユーザーがランキングやパフォーマンスを見て選択し、稼働させます。初心者でもキャラクターを選ぶような感覚で手軽に始められるように設計されています。トレンド相場、レンジ相場など、あらゆる相場展開に対応できるストラテジーが揃っています。
- 手数料体系: 年間利用料(助言報酬)として990円(税込)が発生しますが、それ以外の売買手数料などは一切かかりません。取引所FX「くりっく365」を利用しているため、価格の透明性が高く、スワップポイントも信頼性が高いとされています。
- 取引環境: PC版およびスマートフォン版の操作マニュアルが公開されており、稼働中のストラテジーや運用実績の確認、シミュレーション結果の確認などが可能です。CSVでの過去売買データ出力にも対応しており、ストラテジーの詳細分析も行えます。
- 最低取引単位・推奨証拠金: 1万通貨単位での稼働を推奨しており、3つのストラテジーを各1万通貨で稼働する場合、約75万円前後の資金が必要とされています。リスクメーターを50%以下に抑えるには150万円程度の投資金が推奨されています。
- サポート体制: 公式サイトにFAQや操作マニュアルが充実しています。具体的なサポート体制については、公式サイトの情報を確認する必要があります。
- 利用層のターゲット: 「好きなキャラクターを選ぶだけ!初心者の方でも安心の自動取引FX!」と謳っており、FX自動売買が初めての方や、難しい設定をしたくない方に特に向いています。
3. 主要FX自動売買サービスとの比較
比較項目 | シストレセレクト365 (フジトミ証券) | トライオートFX (インヴァスト証券) | トラリピ (マネースクエア) | iサイクル2取引 (外為オンライン) |
---|---|---|---|---|
自動売買の種類 | ストラテジー選択型(研究員考案のストラテジーを選択) | 設定型(自分でルール作成)、選択型(自動売買セレクト) | リピート系発注機能(トラップリピートイフダン) | リピート系発注機能(トレンド・レンジ追従型) |
手数料 | 年間利用料990円(税込)のみ。売買手数料は原則無料。 | 各種手数料0円(※原則)。スプレッドは業界最狭水準。 | スプレッド+取引手数料(※原則)。詳細は通貨ペアによる。 | 取引手数料は原則無料。iサイクル2取引は1万通貨あたり片道200円(税込)。 |
取引環境・ツール | PC/スマホ対応、運用実績・シミュレーション確認、CSV出力。 | PC/スマホ対応、直感的なアプリ、ビルダー機能、豊富なテクニカル指標。 | 見やすいチャート、戦略リスト、独自アプリ。 | PC/スマホ対応、ターゲットレート照会、運用イメージ表示。 |
最低取引単位 | 1万通貨単位(推奨) | 1,000通貨単位(一部を除く)。 | 1,000通貨単位(推奨)。 | 1万通貨単位(南アフリカランド/円は10万通貨単位)。 |
推奨証拠金 | 150万円程度(3つのストラテジー各1万通貨、リスクメーター50%以下) | 各トレードルールに推奨証拠金が設定。 | 中長期運用には余裕資金が必要。 | 対象資産を入力して必要資金を算出。 |
サポート体制 | 公式サイトにFAQ、操作マニュアル。 | 電話、リモート、個別セミナーなど充実。 | 業界屈指のサポート・セミナー、顧客限定セミナー開催。 | 公式サイトに操作マニュアル。 |
利用層のターゲット | 初心者、複雑な設定をしたくない方、透明性の高い取引を求める方。 | 初心者から上級者まで、時間がない方、シストレの始め方がわからない方。 | 初心者、中長期運用を考えている方、副収入を目指す方、レンジ相場を狙いたい方。 | FX未経験者から経験者まで、中長期的な利用を推奨。 |
4. シストレセレクト365はどんな人におすすめ?
- FX自動売買が全くの初心者の方: 「キャラクターを選ぶだけ」という手軽さから、複雑な設定に抵抗がある方でも安心して始められます。
- 設定や分析に時間をかけたくない方: 研究員が考案したストラテジーを選ぶだけなので、日々の相場分析や設定の手間を省きたい方に適しています。
- 取引の透明性を重視する方: 「くりっく365」を採用しているため、価格やスワップポイントの透明性が高く、健全な取引環境で運用したいと考える方におすすめです。
- リピート系自動売買とは異なる選択型システムトレードに興味がある方: 自身でルールを構築するのではなく、プロの戦略に乗っかりたいと考える方に特に向いています。
5. 他の自動売買サービスはどんな人におすすめ?
- トライオートFX (インヴァスト証券):
- 初心者から上級者まで: 「自動売買セレクト」で簡単に始められ、一方で「ビルダー」機能でオリジナルの自動売買プログラムを構築できるため、幅広い層に対応しています。
- 低コストで自動売買を始めたい方: 各種手数料が原則0円であり、業界最狭水準のスプレッドで利用可能です。
- FXだけでなくCFD取引も検討している方: 1つのアプリでFXもCFDも取引できるため、分散投資を考えている方にも便利です。
- トラリピ (マネースクエア):
- レンジ相場での利益をコツコツと積み上げたい方: 特許取得済みのリピート系発注機能により、一定のレンジ内で繰り返し売買を行い、小さな利益を積み重ねる戦略に特化しています。
- 中長期的な運用を考えている方: 公式サイトでも最低1年単位の中長期運用が推奨されており、堅実な運用を目指す方に向いています。
- 手厚いサポートやセミナーを重視する方: 業界屈指のサポート体制や、初心者から経験者まで役立つセミナーが充実しています。
- iサイクル2取引 (外為オンライン):
- 相場のトレンドに自動で追随したい方: トレンド追従型の自動売買であり、相場の変動に合わせた売買をシステムが自動で行います。
- シンプルなルールで自動売買を始めたい方: 値動きに合わせて連続で注文を発注するシンプルな機能で、手軽に自動売買を体験したい方に向いています。
- 中長期的な目線で自動売買を利用したい方: 2~3ヶ月程度の中長期的な利用が推奨されており、ある程度の期間をかけて運用したい方に適しています。
6. まとめ:自分に合ったFX自動売買サービスを選ぶために
FX自動売買サービスは、それぞれ異なる強みや特徴を持っています。フジトミ証券の「シストレセレクト365」は、プロのストラテジーを選択する手軽さと透明性の高い取引環境が魅力で、特にFX自動売買初心者の方におすすめです。
一方、インヴァスト証券の「トライオートFX」は高いカスタマイズ性と低コスト、マネースクエアの「トラリピ」はレンジ相場でのコツコツ利益と手厚いサポート、外為オンラインの「iサイクル2取引」はトレンド追従型のシンプルな運用が特徴です。
ご自身の投資経験、利用目的、許容できるリスク、かけられる時間などを考慮し、この記事で比較した各サービスの特徴を踏まえて、最適な自動売買サービスを見つけてください。
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