UNODC

犯罪経済

世界の闇経済は「合法GDPの何%」か?国家予算級マネーが地下で回る現実

世界のどこかで動いている「見えないお金」は、遊び半分で語れる規模ではありません。国連薬物犯罪事務所(UNODC)は、麻薬取引や汚職などの犯罪収益が世界GDPの数%に相当すると推計し、その一部がマネーロンダリングを通じて正規の金融システムに流...
その他アウトドア

被害者はなぜ再び狙われるのか:人身売買被害者の「再搾取リスク」と支援の壁

世界では約2,760万人が強制労働下に置かれていると推計され、そのうち相当数が人身売買や搾取的リクルートの結果として拘束されています。これは世界人口1,000人あたり3.5人にあたる規模です。特に成人の強制労働被害者のうち、およそ15%が移...
カルテル・ドラッグ市場

フェンタニル経済の衝撃:合成オピオイドがカルテルのビジネスモデルをどう塗り替えたか

1錠あたりの製造コストは数十セント、路上での販売価格は10〜30ドル。そんな極端な利幅を持つ「偽造医薬品ビジネス」が、今や北米の薬物過剰摂取死の主役となっているフェンタニル経済です。アメリカでは2023年に約10万5,000人が薬物過剰摂取...
犯罪経済

犯罪統計の「治安悪化」は本当か:認知件数・検挙率・人口構成で読み直す統計リテラシー

テレビやネットで「治安が悪化している」「犯罪が急増している」といった言葉を目にすると、体感的な不安が一気に高まります。一方で、警察庁や国連薬物犯罪事務所(UNODC)、経済協力開発機構(OECD)の統計を見ると、「数字上は長期的に減少傾向」...
犯罪経済

押収量から闇市場の規模を逆算する:ドラッグ・武器・偽造品の「見えない母数」

ニュースで「コカイン○トン押収」「違法たばこ数億本を摘発」といった見出しを見ると、思わず「闇市場はどれだけ巨大なのか」と計算したくなります。押収量は、ふだん見えない闇市場の一部が一瞬だけ光に照らされた断面であり、その数字を手がかりに「見えな...
人身売買・搾取構造

技能実習と移民労働はどこまで「合法的人身売買」なのか:制度設計と中間搾取

「日本で働けば家族を助けられる」。そう信じて多額の借金を背負い、技能実習生として来日した人が、長時間労働や低賃金、パスポートの取り上げに苦しみ、逃げざるを得なくなる──こうしたケースは、もはや例外ではありません。2023年には、9,753人...
人身売買・搾取構造

グローバル人身売買ルートの地政学:紛争・貧困・国境管理がつくる「動脈」

人身売買は「一部の国で起きる犯罪」ではなく、世界中をつなぐルート(経路)として存在しています。アフリカの内陸からリビア沿岸を経てイタリアへ、エチオピアから紅海を越えてイエメン・サウジアラビアへ、東欧から西欧の都市へ──それぞれのルートには、...